以前勤めていた会社では色んな起業家と話をする機会があった。
それはそれで面白い仕事だったけれど自分のやりたい事とは違った。
出来たばかりの会社で福利厚生もしっかりしていなかった為、大して続かなかったが。
少し違う、どうして彼(女)らはそんなに情熱を持てるのか理解出来なかったからだろう。
彼(女)らは恐ろしい程に自己啓発に貪欲だった。
自己啓発セミナーに参加して、そこで得た知識をさも自分のモノのように話す人種。
大半は得た知識を実践する気などさらさらなく、セミナーに出ている自分に酔っているのだ。
俺は正直そんな人達が不気味でしょうがない。
アルコール依存症者やギャンブル依存症者と根本的には変わりない。
もっとも、自己啓発依存症者は周りにとって面倒くさいだけであまり有害では無い。
意識高い系と呼ばれる人とはこういう人達の事を指すのだろう。
自分が意識低い系だからか自分と違って熱量に溢れる人はとても暑苦しい。
どこからこういう人達を集めてくるのだろう?と思っていたらやはりFacebookだった。
昔からそうだったのかもしれないが、これほど人脈がモノを言う時代は今まで無かっただろう。
当時の上司(社長)は言っていた。
「自前でモノやサービスを用意するのではなく、提供出来る人を紹介すればいい」
どんなニーズでも対応出来るだけの人脈が必要だ。
この人に聞けば間違いないと言われるだけの繋がりが必要だ、とも付け加えて。
なるべく自分一人で物事を解決しようとする俺とは正反対のタイプだ。
基本的に俺は他人を信用していない。
別に考え方の違いだから悪いとは思わないけれど、俺には合わない。
何より雑多な人間関係が煩わしくて仕方がない。
俺には「手で届く範囲」 の人間関係で良い。
そういう訳で、俺が社会的に成功することは難しそうだ。
今でも十分幸せだから別に構わないけれど。
俺にとって社会的に成功出来るかどうかはどうでもいい。
自分の中では誰しも自分が一番幸せであるべきだ。
いや、そうでなくてはならないだろう。
自身の望む幸せは自分の中でしか見つけられない。
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